今まで宇和島市で見つけた昭和41年以前の町名を記したプレート。
この町名改称は、戦後空襲により焼失した市街部の区画整理の一環と思われます。
昭和28年頃、数年にわたり実施しようとしましたが煩雑さゆえか実現に至らなかったそうです。
戦災で市街の70%を焼失した宇和島市の戦災復興土地区画整理事業は昭和21年から31年の間に実施された(減歩率15%)
昭和29年、換地指定終了
昭和40年7月22日「宇和島市住居表示整備審議会」設立
① 街区方式(町界は公道、河川、水路、鉄道などの恒久構造物)
② 境界は、公道河川水路などの東または南の側線
③ 町名は、歴史上由緒のあるもの、親しみやすいもの、語調の良いもの、を用いる。当用漢字を用いる。丁目を付けるのにも4,5丁目にとどめる。
④ 地番の整理については、街区方式による奇遇連続千鳥式、結合式町割地番(主要道だけでなく補助道路なども境界線とする)街区の東を起点とした右回り地番。公共施設地番は、国、県、市別の地番とする。
宇和島市誌

宇和島市誌

現在の町名とともに残っているものが市内の所々、街区の角に存在します。
もちろん、建物が滅失した折に失われ、現在の町名だけになったものも多いです。
今まで、下記の旧町名プレートを発見しました。
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