へんろ道

石州銀山(石見銀山)御料の墓石







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木屋旅館の住人、バル氏は、赤染様とかミステリアスなものが好きで、私がかつてアンタッチャブルでアップしなかった画像に興味津々だった。その多くは他言を憚るものだった。

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その、バルさんの取材を受けて思いついた墓石を訪ねてみた

実に11年ぶり

保田ー薬師谷のへんろ道  1

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この墓地の南側の大師像と



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その脇にある摩訶不思議な形をした「道祖神」

是の隣にある古い墓石を見に来たのだった。


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この奥



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なんと大師像はこの通り草の中



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 道祖神も





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丁度近くにいた近所の方の話だと、この古い墓石群は、元々大師像の前あたりにあったのを、墓地として整備したときにここに集められたらしい。

赤いしるしの墓石こそ、石州銀山の文字のある墓石。

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実は折れてしまっている。

上部は裏面に残っている

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これが2010年の画像

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最初「石品」と読んだが、慌てん坊将軍様の指摘で「品」ではなく「州」の旧字体「刕」であることが分かった。


「石刕銀山」「石州銀山」つまり「石見銀山」の事だった


御料は、代官所のあった、いわゆる幕府直轄地「御料所」の事と思われる。現在の島根県大田市大森地区

刕銀山御料邑知郷

天保九年戌5月29日

・・・・・エ村玄定?

高山先生の説では

高山久徳
石刕銀山邑智郡(おおちぐん)○○村玄定
現 島根県邑智郡の○○村からのお遍路さんのお墓だろうか


この人の墓石なのかもしれない。

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この後方のひときわ大きな石碑の文字は風化著しく読めなかった


へんろ道であることから、遍路墓なのか、何なのか、誰も知らない。






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近所の方の話では、昔は道が続いていたが、今は崩れてこの先で終りらしい。



sasaki

ささき整体施術院



愛媛県宇和島市坂下津乙18-5

電話番号 0895-23-7177

施術料金 1時間 3,500円

完全予約制



















庚申堂ー松尾坂のへんろ道 2016 5

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さらに一人行くへんろ道



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きっと誰かが作った道

それもずっと昔


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倒木無数



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右にカーブする


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明るい道だ


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また倒木


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下の方に


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三浦方面に行く農免道路の標識が見える





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つづら折り


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おや?竹藪だ



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竹藪があると峠が近い?

あの予土国境の松尾峠もそうだった

松尾峠へ2





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ファイト!


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見えた



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何年ぶりだろう



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あの道を行けば、津島へ




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左へ行けば

野井坂へ






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少し古びたかな

もう7年ぶりだ


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井戸は無事


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ここらに中務茂兵衛の道しるべがあったらしいが今はない


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堀切で峠を通る


獅子文六も、ここを通って岩松に行ったのか




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バスが通れる道は、こんな感じ?

途中野井坂へ行く道と同じルートかな?















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庚申堂ー松尾坂のへんろ道 2016 4

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王国の橋を渡り、旧国道を松尾隧道へ



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下は柿ノ木川



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へんろ道


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道路の向こう

採石場がある。


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底に水が溜まって池になっている



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柿の木橋がある。



2011年にもここに来た


明治28年設置、柿の木の一等水準点 1



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砕石置き場の中に遍路道がある



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案内板がある




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沢山の車



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テレビ塔が見える




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ゴミ処理施設の建設が進んでいる


一部反対の声もあったようだ



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へんろ道は、そのまま



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大きな施設



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いつ完成何だろう?



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道は続く


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確かこの辺に一等水準点があったような??


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あった!


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立札も


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懐かしいなぁ


明治28年設置、柿の木の一等水準点 2




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松尾峠に向かうへんろ道へ




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右だったかな?(正解)



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羊歯の道




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左だ(たぶん)

左の方が踏み固められているので



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所々に札がある

この辺りから坂がゆるやかになり峠まで続いてる

つづく

tizu-matuo









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庚申堂ー松尾坂のへんろ道 2016 3

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県道46号を横切り、山へ







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緩やかな上り坂



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ロープを張る作業も大変だったろう




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看板のような鉄板

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字が書いてるようだが判らん



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木が倒れてる



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情報に県道46号のガードレールが見える





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電話柱だ


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カキノキ 39-6

NTT




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皿?



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小さな石積みが美しい



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日が照って来た


時刻は3時前




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やや!

木がいくつも倒壊



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木の根っこ


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くぐって後方を見る

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やれやれって感じ

やがて道がふさがってしまうか?







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さらに行く



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下方に滝?


後日紹介する



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県道が見えるところは


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ゴミが落ちてる


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なんてこった!


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あそこから捨てたのね






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上り坂はそれほどきつくない



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石垣が見えて来た



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右へ


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旧国道が見えて来た


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王国の橋


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2011年当時はまだ新しい



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以上2011年8月




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さらに2008年


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2008年


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2008年

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2008年





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これより採石場の中を通り松尾坂(松尾峠)へ

まだ途中しか行ってない

明治28年設置、柿の木の一等水準点 1


明治28年設置、柿の木の一等水準点 2










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庚申堂ー松尾坂のへんろ道 2016 2



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草がやがて道をふさぎそうな




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折角のへんろ道も歩く人が少ないのか?




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足元を気にしながら進む




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すすむ


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左方に県道46号が見える



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道がきれいになった




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おや?


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県道46号に出た



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庚申堂へのへんろ道


灘道、中道、篠山道の説明あり

野井坂への県道はこの道だが、かつての野井坂への道はもっと東へでるらしい。




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県道46号、野井方面


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しかし、松尾坂(松尾峠)よりのへんろ道は逆方向へ



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ここを曲がれば



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再び山道



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周りは墓地になってる


つづく








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松尾坂ー庚申堂のへんろ道 2016 1

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祝森、柿の木の庚申堂

もう何度も来た

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庚申堂



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おこもりは今も行われているのだろうか?


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柿ノ木庚申堂の由来

以前来たときはなかった??

4年前に出来たようだ。


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その前を左に行く道


これがへんろ道


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野井坂と松尾坂の合流地点である



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庚申堂の前を右へ



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逆ルートになるが、西へ松尾坂方面に行く



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山手に墓地が


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古い墓石もある



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畑だ


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右ね



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田んぼが見える




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県道46号が見える

現在の松尾トンネルができる前の国道56号である。


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数年前発見した裏返しの文六餅の看板


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ズーム



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田に沿って歩く




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石橋の上を歩く




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石橋は支流にも



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ややや!


道が途絶えた


いや、草が生い茂っているようだ


つづく









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城辺町豊田のへんろ道

城辺町豊田から


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旧一本松町、上大道から、旧城辺町太場に入り、坂を降りるとかつての宿場町、豊田に至る。





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豊田と言う地名は、この地が産んだ実業家で政治家「二神駿吉」の祖先の名前に因んだものと言われる。


緑庄屋を6代にわたって務めた緑二神氏は、分家の河野清之助氏に譲った。明治になって二神精一が今の豊田に出て住んだので、二神氏の長門時代の姓を取り豊田と呼ぶようになった。





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城辺の諏訪神社にある二神駿吉の銅像


二神駿吉
  明治元年、深蔵の次男として生まれる。
  多数の会社社長会長を歴任。
  昭和3年、第一回普通選挙に選ばれ衆議院議員となる。
  昭和36年、死去。 


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豊田には造り酒屋の跡も残る。



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現在はコミュニティーバスになっているが、かつては宇和島バス「豊田停留所」があった。






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さて、太場から降りてきたところに、道しるべが二基見られる

豊田の入口に手印のついた自然石の道標がある。(※未発見)ここで県道299号と再び合流する。
少し下(しも)の橋の袂(たもと)に自然石の手印道標があり、そば に「これよりくわんじざいへ一り」と刻まれた徳右衛門道標がある。
道標の手印は向きが逆になっており、のちに移動してここに建てたものと思われる。
(伊予の遍路道)



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ひぜん 五島 政吉
 いわゆる「政吉石」であると思われる。

政吉(川の屋政吉)は、江戸末期、九州五島福江の人で、素朴な開いた手形の自然石の標石で知られます。
枯雑草の巡礼日記様より転記



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徳右衛門丁石

梵字 大師像 これより くわんじざいじへ 一り
施主 城下かじや儀助(他一名)
願主 徳右衛門



小さ な橋を渡ると地蔵や石塔が集められた釈迦駄馬の供養塔広場がある。この広場はサネモリ(実盛)様を祀(まつ)り、ここで篠山大権現の神火を受けて、近在の 村々へ火送りがなされた。ここからこの地方の虫送りの行事が始まったという。
(伊予の遍路道)



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古い石像物が並んでいる。



豊田の惣五郎神社下にある石像物群は、全国でも類例のない、仏教関係の4基の石像物群である。

1)
四如来碑は、正面に「本師釈迦牟尼如来」右面に「南無薬師如来」左面 に南無阿弥陀如来」裏面は「南無大日如来」とあり、元禄7年(1694年)建立しており、珍しい300年以上前の石像物である。
豊田集落を「釈迦駄場」と言ったのはこの碑に由来する。


2)
四如来像は四如来碑にあわせて近代になって作ったものである。釈迦・薬師・阿弥陀・大日の四仏の組み合わせは例がなく、像の構成もアンバランスである。

3)
烏八臼碑(うはっきゅうひ)と呼ぶべきものがあり「八臼烏本地大師」と彫ってある。ウハッキュウは曹洞宗の墓にのみ見られるものであり、単独の碑に彫った例はない。慶長2年(1597年)とあり、400年以上前のものである。

4)
大乗経典六拾六部碑であり、碑の上部に円にバク(釈迦)の梵字を入れている。全国66の寺社に写経を納めた六拾六部(僧のち俗人)が記念に建てたものであろう。

風化などの事由により、各碑の文字が分りにくくなっているので、保存対策を立てる必要がある。
(愛南町の文化財より)


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へんろ道は、僧都川右岸を進む



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地元の方が作った休憩所「とよた茶堂」



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僧都川


城辺橋のすぐ下(しも)の堤防上に、移設したと思われる里程を刻んだ赤茶けた道標がある。(伊予の遍路道)



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フジ(昨年リニューアル)の袂にある橋が城辺橋


その下流にかつて「僧都橋」があった。


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旧僧都橋の橋台付近に立っている道しるべ

平城へ22丁  大正10年6月架換

「架換」とある事から、親柱と思われる。

しかし、この親柱は「僧都橋」のものではない。



南宇和歴史民俗文庫の藤田儲三先生のお話しでは、この場所には少し上流の「城辺橋」が出来るまで「僧都橋」が架かっていた。


工事の人がこの付近の川底から発見して、僧都橋の親柱だと思い込み、この場所に設置したそうな。
実は、この親柱はずっと上流の緑橋の物だったらしい。

その証拠に、平城までの距離  22丁=2,4km

ここから平城までは、精々2丁ほどしかない。




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当時橋から見た「緑橋」(平成3年3月架設)

昔の大水で、橋が決壊してここまで流れ着いたそうな!

あんな大きな石が、どうやってここまで流れてきたのか?

それほどひどい水害だったのか?

それとも偶然、木橋の本体に乗って、ここまで流れ着いたのか?


今となっては想像する以外に無い。


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対岸より

赤丸が「緑橋の親柱」

道はこれより御荘平城に入る。

赤坂街道のへんろ道

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一本松広見「札掛」の篠山神社一の鳥居より西進すると、上大道との間に赤坂の谷を越える赤坂街道があります。




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右方に狭い道がある。






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松尾峠へ4 純友城跡

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さて、松尾峠より西へ350m

純友城跡と言う所があるそうな

かなり疲労してましたが、ついでに行って見ます
続きを読む

松尾峠へ3

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休憩所の向こうには、お目当ての境界石も見えました。

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訪問ありがとう
プロフィール

まーきみ。

四国の片隅で「気功的な整体施術」しています。
世界で一つだけの、ココロとカラダが喜ぶ究極のリラクゼーション&トータルヘルスを目指して。
家内はフラワーエッセンスとヒーリング、ヒプノセラピーなどやっています。
夫婦で力を合わせて

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